
地元漁船が前日に水揚げした特産のタカアシガニやハコエビ、ナヌカザメ、ミドリフサアンコウなどが、約30メートルに渡ってずらりと並べられた。来場者たちはオークション形式で安価に値付けされた魚介類を購入したほか、展示された生物と触れ合った。
生きたまま展示された水槽を熱心に観察した裾野西小1年の堤冬伍さん(6)は「深海魚がかっこ良くて好きになった。サメに触ったら意外と柔らかかった」と喜んだ。協会の川合健次会長は「深海魚がこれだけ集まるのは珍しいし、戸田ならでは。多くの人に興味を持ってもらえるとうれしい」と話した。
深海魚はトロール漁(底引き網漁)で水揚げされ、長年盛んな戸田は”深海魚の聖地”とも呼ばれる。