「触ったら意外と柔らかい…」深海魚の聖地・沼津戸田でイベント 展示やオークションにファン集う

展示、販売された深海魚に触れる来場者=沼津市戸田 駿河湾の地域資源の深海魚をPRする「戸田深海魚まつり」(戸田観光協会主催)が20日、沼津市戸田の戸田漁協直売所周辺で開かれた。普段はあまり見ることができない海の底にいる魚介類を目当てに静岡県内外から多くのファンが集まり、その特徴的な色合いや形を楽しんだ。
 地元漁船が前日に水揚げした特産のタカアシガニやハコエビ、ナヌカザメ、ミドリフサアンコウなどが、約30メートルに渡ってずらりと並べられた。来場者たちはオークション形式で安価に値付けされた魚介類を購入したほか、展示された生物と触れ合った。
 生きたまま展示された水槽を熱心に観察した裾野西小1年の堤冬伍さん(6)は「深海魚がかっこ良くて好きになった。サメに触ったら意外と柔らかかった」と喜んだ。協会の川合健次会長は「深海魚がこれだけ集まるのは珍しいし、戸田ならでは。多くの人に興味を持ってもらえるとうれしい」と話した。
 深海魚はトロール漁(底引き網漁)で水揚げされ、長年盛んな戸田は”深海魚の聖地”とも呼ばれる。

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