浜松市中央区で殺人未遂事件 男性が切り付けられ重傷 元暴力団幹部の男を指名手配

男性が切りつけられる殺人未遂事件が発生した現場=25日午前5時ごろ、浜松市中央区 25日午前1時ごろ、浜松市中央区領家1丁目の店舗駐車場で、男が同市の50代男性の足を刃物で切り付け、逃走した。浜松東署と静岡県警捜査4課は殺人未遂容疑で、現場から逃走した元指定暴力団山口組国領屋一家幹部、同市生まれ、住所、職業ともに不詳の男(51)の逮捕状を取り、指名手配した。
 同署などによると、切り付けられた男性は国領屋一家の組員。左足に重傷を負ったが、搬送時に意識があり、会話できたという。男は現場から車で逃走したとされ、刃物は見つかっていない。2人の間に何らかのトラブルがあったとみられる。
 男は身長166センチで、中肉から小太り。茶色の短髪で、事件時、上半身に黒っぽい衣類を着用していたという。現場はJR浜松駅から東に約2キロで、道路沿いに飲食店などが立ち並ぶ地域。県警は周辺の防犯カメラを確認するなどして行方を追っている。付近に住む80代女性は「怒鳴り声で目が覚めた。大声は15分ほど続いたと思う。まさかこんな事件になるとは」と驚いた様子で話した。
 事件を受け現場付近の小学校などでは下校時間を早め、一斉下校の対応をとった。市教育委員会は、市内全域の小中学校と高校に子どもの安全確保を呼びかけた。
 情報提供は浜松東署<電053(460)0110>へ。

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