
フェリーのターミナルはこれまでの日の出地区からJR清水駅前の江尻地区に移転し、チケットの券売所や待ち合いスペースは「清水魚市場 河岸の市いちば館」に設置する。清水港内の航行と離着岸にこれまでより時間を要するため、片道の乗船時間が75分から90分に延びる。
土日・祝日や繁忙期に運航していた第4便は廃止し、年間を通じて1日3便運航とする。
19~25日には乗船場移転キャンペーンを実施。チケット購入時に河岸の市の商品券5千円分などがあたるくじ引きを行うほか、金色の「新ターミナルオープン記念プレミアム乗船券」を全員にプレゼントする。
同フェリーは岸壁とフェリーをつなぐ「台船」に穴が確認され、1月7日から運休していた。
乗船場の移転は、静岡県と関係市町が運営を引き継いだ2019年から本格的に検討を始めた。駅に近い場所への移転で、清水港へのクルーズ船寄港の増加による混雑を解消し、利便性向上と利用者増加を狙う。