約3か月の間、運休していた静岡市の清水港と土肥港(静岡県伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーの運航が4月18日、再開しました。清水港には新しいターミナルがオープンし、多くの人でにぎわいました。
駿河湾フェリーの新しいターミナルは、JR清水駅から徒歩3分の「河岸の市いちば館」に設けられました。清水駅とは、ペデストリアンデッキでつながり、利便性が向上しました。
<乗船者>
「前はずっと向こうの方から乗っていたが、近くなって良かった」
「(楽しみなのは)土肥港と海の眺め。富士山が見えるといいな」
駿河湾フェリーは、岸壁とフェリーをつなぐ台船が損傷し、2025年1月から休止していました。
<ふじさん駿河湾フェリー 山本東理事長>
「清水駅という鉄道とフェリー、海の結節点なので、こちらが伊豆半島への西海岸への玄関口として、人の集まる拠点として買い物して休息できるようなエリアに江尻の関係者とともに協力してやっていきたい」
台船の復旧めどは立っておらず、当面は船の出入り口を岸壁に直接下ろすことで乗り降りできるようにします。ただし、岸壁のスペースに限りがあるため、バスや車、バイクの乗船はできず、徒歩と自転車のみを対象に運航されます。