クイーン・エリザベス寄港 静岡・清水港で“ラッシュ”本格化 乗客、次々と周辺観光に

2年続けて清水港に寄港した「クイーン・エリザベス」=静岡市清水区 英国の海運会社が運航する国際クルーズ船「クイーン・エリザベス」(9万900トン)が6日、清水港の日の出埠頭(ふとう)に寄港した。同港への大型クルーズ船入港は昨年81回だったが、今年は100回超の予定。北半球で国際クルーズ観光が旬になる春を迎え、“寄港ラッシュ”が本格化してきた。
 クイーン・エリザベスは全長294メートルの紺色を基調とした船体で、初寄港した昨年に続く入港。下船した乗客はバスやタクシーなどで周辺観光に出かけた。見学に訪れた人には運航会社のオリジナルポストカードが配布された。
 静岡市は本年度から観光案内機能を強化。これまでの通訳ボランティアに加え、岸壁に設けた案内所に市の委託を受けた旅行会社の担当者が常駐し、近郊の観光プランを英語で提案した。市の担当者は「最近はバスツアーなどを申し込まないフリーの乗船客も多い。地元に寄港による経済波及効果を生み出していきたい」と話した。

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