テーマ : 新商品・新技術

沼津の桃中軒 選手の体づくり、弁当でサポート アスルクラロ、聖隷と開発

 弁当製造・販売を手がける桃中軒(沼津市)が、サッカーJ3アスルクラロ沼津と連携し、アスリート向け弁当の商品化を目指している。試食会がこのほど、同市の愛鷹広域公園で開かれた。聖隷福祉事業団(浜松市)の管理栄養士がメニューを考案。練習を終えた9人の選手らが、栄養面や体づくりなど目的別の弁当3種の特徴を見極めた。

弁当を試食するアスルクラロ沼津の選手=沼津市の愛鷹広域公園
弁当を試食するアスルクラロ沼津の選手=沼津市の愛鷹広域公園

 弁当は、カロリーの高い「筋力アップ」と、脂肪が少なく野菜が中心の「体脂肪を減らす」、消化に良くエネルギーを取る「試合前日」。サバのハンバーグや駿河湾のシラスのツナスパゲティなど豊富な地元素材で仕上げた。DF附木雄也選手は「ヘルシーで、どれだけきつい練習の後でも食べられる」と喜んだ。
 桃中軒は今シーズン、「アスルクラロ沼津応援プロジェクト」に取り組み、ホーム戦で勝利した翌日にJR沼津駅や三島駅で同社の弁当購入者に茶のプレゼントなどを行っている。プロジェクトの一環として、5月ごろから三つの弁当の開発を企画した。担当者は「選手からさまざまな意見をもらったので、取り入れていきたい」と話し、改良を重ねることを強調した。
 完成後はホーム戦の会場やネットでの販売を予定している。
 (東部総局・日比野都麦)

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