テーマ : 新商品・新技術

かんきつカクテル提供 東伊豆町内宿泊施設で11日から 町と学生、ビール会社考案

 東伊豆町の宿泊施設で2月から、特産のかんきつ類「はるひ」を使ったカクテルが提供される。町と首都圏学生、大手ビール会社との産学官の共同事業で2年ほどをかけて完成させた。当面町内での提供にとどめ、関係者は限定品としてPRする考え。

学生らが考案したカクテル。1杯におよそ果実1個分の果汁を使用=東伊豆町
学生らが考案したカクテル。1杯におよそ果実1個分の果汁を使用=東伊豆町

 JAふじ伊豆によると、はるひは同町と河津町のみで産地化され、高糖度と適度な酸味が特徴。事業には町と包括連携協定を結ぶ跡見学園女子大(東京都)の観光コミュニティ学部生約30人が参加した。リーダーの3年有井花織さんは「既に知られているものではなく、新たな地域産品のPRにつなげたかった」と意図を説明する。
 町主催の交流会を縁にサッポロビールや町内の商工観光団体も考案に参加した。カクテルは爽やかなかんきつの香りが印象的な一杯。サッポロビール市場開拓部の小林弘明部長は「果実の生産量の課題はあるが、反応を見ながら今後の展開を考えたい」としている。
 11日から7施設が宿泊者限定で提供する予定。3月中には終了する見込み。岩井茂樹町長は「今回の商品開発を新たな事業展開につなげたい」と見据える。

いい茶0

新商品・新技術の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞