
「茜と灰汁で染めた黄色味を帯びた赤」と説明がある「緋(あけ・ひ)」を筆頭に、瑠璃紺、鳥の子色、銀朱…など趣のある名称と色のタペストリー。関連する工芸品が添えられる。灰色がかった紅紫の「長春色」、淡い橙色の「杏色」の実例として紹介された、椿椿山の画集「雲煙過眼」の技巧的な花鳥スケッチに驚く。発色も良い。館の廊下に「日本の伝統色120選」の色見本。色校正の苦労に敬服。「遠州茶」という色を初めて知った。(は)


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