【伊藤千史さんの個展「五百裸漢現る!」】巨匠との共通点

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、3月24日まで静岡市葵区の「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」で開催中の戯画(ぎが)作家伊藤千史さん(富士宮市)の個展「五百裸漢現る!」。

コンテナを活用したギャラリーでは「ひなのつるし飾り」よろしく、天井から無数の「ふんどし男」の絵がつるされる。個展タイトルどおり、全500体あるらしい。全て異なる態勢、表情である。昨年9~12月に東京国立博物館で見た「横尾忠則寒山百得」展 を想起した。コロナ禍期間中に制作した100号クラスの油彩102点。その全てに寒山拾得が出てくる。同じモチーフをしつこく描き続ける尊さ。巨匠との共通点を見いだした。(は)

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