
貝紫は紀元前、古代エジプトなどの遺跡からも発掘された染料色素の一つ。稲垣さんは、アカニシ貝のパープル腺と呼ばれる毒部分を採取し染料を作るという。絹の光沢と相まってその紫色は華やか。縞模様の着物は、細やかなグラデーションで織り上げられている。色の違いは染料の量とのこと。だんだん薄くなると「紫でも銀でも青でもない色」に。貝の毒からという過程に驚くが、美しい濃淡こそ、人の手による工芸品と実感する。(お)

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