LIFEライフ

静岡新聞教育文化部

【静岡県立美術館の「天地耕作 初源への道行き」展】 散策コースを進むと

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は静岡市駿河区の静岡県立美術館で開催中の「天地耕作 初源への道行き」展。美術館裏山の散策コースを登ると、2カ月余りかけて制作された迫力ある野外作品が出迎える。会期は3月27日まで。

まずは館内でMAPを手に入れてから。「天地耕作」プロジェクトの一人、山本裕司さんが作製した。描かれたたくさんの古代人も現代人も、不思議な生き物たちも皆表情豊かで楽しそう。彼らに導かれて現れる最新作は、訪れるたびに姿を変えている。サツマイモが大きな存在感。耳を澄ませば、風の音とは違う気配がサワサワと…。道行きの一端に触れたような感覚になる。「作品より奥側は、崖になっております」。お気をつけて。(お)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

あなたにおすすめの記事

RANKING