
絶景を眺めながら駆け抜ける!伊豆トレイルジャーニーをご紹介します
70キロを1日で激走

ITJは今年で10周年の節目を迎えました。メインとなるのは、松崎町の松崎港を出発し、伊豆市の修善寺総合会館にゴールする全長69.1キロの部門。まだ夜明け前の午前6時、出場した約1600人のランナーが合図とともに続々とスタートを切っていきます。山道に入ると次第に高度が上がり、標高約820メートルの二本杉峠という場所に出ます。伊豆半島最高峰の天城山から続く、伊豆山稜(さんりょう)線歩道に合流し、半島西海岸と中央部を隔てる尾根沿いの道に挑みます。
富士山や海、絶景の尾根道を行く
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伊豆山稜線歩道は広葉樹の樹林帯のほか、道の左右にクマザサが茂る区間があり、伊豆半島の山でも屈指の自然の美しさと眺望を誇ります。ランナーは駿河湾の先にそびえる富士山や天城の山々、沼津市戸田地区の街並みなどを楽しみながら尾根にそびえる山を次々と攻略していきました。夕方には、海に夕日が沈んでいきます。山上で思わず足を止めて見入る人も多かったそう。戸田峠付近からは徐々に下り基調に。コース沿いで見守る仲間や市民の声援を受け、力を振り絞って走り続けます。

ゴール到着!あふれる達成感

コースの最終盤は、観光地として有名な修善寺温泉街を通ります。修善寺温泉のシンボル「独鈷(とっこ)の湯」などの近くを走り、ゴールテープを切るとランナーたちは達成感にあふれた笑みを浮かべていました。男子の優勝タイムは6時間14分、女子は7時間10分でした。69.1キロのコースの一部区間28.9キロを無補給で走るレース「アラウンド・アローン」も行い、約250人が出走しました。


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