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静岡新聞生活報道部

冬場におすすめ!低山と登山口周辺の温浴施設が楽しめるトレッキングコースをご紹介します【静岡県中部編】

冬場に標高の高い山に登るには体力に加え、ルート上の凍結や積雪を乗り越える技術も必要ですが、低山ならば比較的安全に登山を楽しむことができます。さらに登山後、近くでひとっ風呂浴びれば、1日の疲れも吹き飛ぶというもの。7日付の静岡新聞「しずおかアウトドアファン」は、県中部の標高1000メートル以下の低山と登山口周辺の温浴施設を組み合わせたトレッキングコースを提案しました。

滝や巨木の宝庫 高根山(藤枝市)


藤枝市北部にある同市最高峰の高根山(標高871メートル)。登山ルートの途中には県指定天然記念物の巨木「鼻崎の大スギ」や「芋穴所のマルカシ」のほか、東海有数の名瀑とされる落差約70メートルの「宇嶺の滝」などのスポットが点在。山頂までの往復は所要約4時間ほどながら、多彩な景色を楽しめます。下山後は車で約15分の「瀬戸谷温泉ゆらく」(同市本郷)へ。地元産の新鮮な野菜などを扱う直売所も併設されています。

美しい茶畑映える 杉尾山(静岡市清水区)


杉尾山(標高563メートル)は、静岡市清水区の興津川上流域にそびえる山。山頂までの道は舗装路が大半で、冬場も比較的歩きやすくなっています。山腹にはよく手入れをされた茶畑が広がる区間も。山頂は芝生広場があり、三保半島や富士山などの展望が開けています。杉尾山周辺は「市清水森林公園やすらぎの森」になっていて、キャンプ場や地場産品の直売所など立ち寄りスポットも豊富。登山口近くの「やませみの湯」も人気です。

富士山と街並み絶景 満観峰(静岡・焼津市)


静岡市と焼津市の境に位置する満観峰(標高470メートル)は両市の市街地や駿河湾のほか、遠くに富士山を望む眺望が抜群です。登山ルートは静岡側と焼津側双方から複数整備されていて、自宅からのアクセスや体力に応じて選択できます。高草山、花沢山といった周辺の山と組み合わせ、低山ながら歩き応えのある山登りが楽しめます。下山後の入浴にお薦めなのが、静岡市駿河区の用宗港にある「用宗みなと温泉」。露天風呂からは係留された漁船などが見え、港町らしい風情を感じられます。
 

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