富士登山シーズンいよいよ到来!初めての人向けに、人気の登山ルートをご紹介します

世界遺産登録から今年で10年を迎えた富士山。1日の山梨県側に続き、静岡県側も10日に開通し、本格的な登山シーズンを迎えます。

5日付の静岡新聞「しずおかアアウトドアファン」では「今年こそ富士山頂を目指したい」と考えている方向けに「初めての富士登山」に役立つ情報をまとめました。一部をご紹介します!

登山の“三種の神器”


安全に登山を楽しむためには、しっかりとした装備が欠かせません。特に登山靴、雨具、ザックは〝三種の神器〟と呼ばれ、重要です。

吸湿、速乾性に優れた下着や帽子、防風性や伸縮性の髙いズボンや羽織り物などを用意すれば動きやすさにつながります。山頂は夏でも真冬並みの気温で、防寒着も必須です。

水分補給用の水筒、暗い時間帯になることを想定したヘッドランプ、スマートフォン充電用のモバイルバッテリーも持っておくと安心です。

特徴異なる主要4ルート

富士山には複数の登山道がありますが、人気が高いのは主要な4つのルート。シーズン中、登山者でにぎわいます。それぞれ特徴が異なるので、日程や登山スタイルに合わせて選べます。
 
山開きを前に、多くの登山者が登頂に向けた出発地点にする各ルートの5合目を回ってきました。

【富士宮ルート】


出発点となる富士宮口5合目の標高は、4ルートの中で最も高い約2400メートル。山頂までの距離が短く、途中で分岐する宝永山へのアクセスもよいルートです。

【須走ルート(小山町)】


4つのルートの中で唯一、樹林帯の中を歩き出すため他ルートとは一味違った景色を楽しめます。小山町の須走口5合目の標高は約2000メートルです。

【御殿場ルート】


出発点の御殿場口新5合目は4つのルートで最も低い標高約1450メートルで、山頂までの距離は最長。登山者は比較的少なく静かな山歩きを楽しめます。

【吉田ルート(山梨県)】


山梨県側にあり、出発点の富士スバルライン5合目の標高は約2300メートル。登山者は4ルートの中で最も多いため、山小屋も豊富で宿泊や休憩に便利です。

 このほか、高山病対策や装備など初めての富士登山のポイントについて、富士宮山岳会前会長の工藤誠志さんに伺ったインタビューも掲載しています。併せてご覧ください。

≫富士宮山岳会前会長・工藤誠志さんのインタビュー

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