
8月23日午後、静岡県側の富士山の登山道でパトロール中の警察官が、体調不良で仰向けに倒れている男性を見つけ、救助しました。
男性は山小屋の予約をせずに、前日から富士山を登る弾丸登山をしていました。
警察によりますと、8月23日午後1時20分、富士山の富士宮ルート、新7合目と6合目の中間地点で、体調を崩し、仰向けに倒れていた岐阜県安八郡に住む男性(27)を、パトロールで登山をしていた静岡県警の警察官2人が見つけ、救助しました。
男性は息苦しさと吐き気の症状があり、警察官が男性を背負って5合目まで連れて行ったところ、熱が出た程度で大事には至っていないということです。
男性は以前いた職場の仲間7人と、22日の夕方5時から富士山へ登り始めました。山小屋の予約をしておらず、一睡もせずに上り続けたとみられています。
ところが、23日午前2時30分ごろ、8合目に到着したあたりから体調が思わしくなくなっため、仲間とわかれて登り続け、午前5時ごろ、富士山頂に到着したのち、下山を始めましたが、午後1時すぎ、新7合目と6合目の中間地点で、仰向けに倒れていたということです。
静岡県では弾丸登山をする人をなくすため、午後2時から翌日の午前3時までは山小屋の宿泊予約がある人に限り、入山できる規制を今年から始めたばかりです。