
8月23日朝、富士山の頂上付近を下山中の韓国籍の男性が転倒し、右足首を負傷しました。男性は自力で歩けなくなり、静岡県警山岳遭難救助隊に救助されました。
救助されたのは、韓国籍の歯科医師の60歳の男性です。
警察によりますと、男性は23日6時頃、富士山の頂上付近を下山中に転倒、右足首を負傷し、自力で歩けなくなりました。
男性はツアーに参加しており、ツアーガイドが9合目の山小屋で助けを求め、山小屋のスタッフが9合目に常駐している山岳遭難救助隊に救助要請をしたということです。山岳遭難救助隊の2人が、9合目まで背負って運び、その後ブルドーザーで5合目まで運ばれました。
男性は病院に搬送され、骨折の疑いはあるものの、命に別状はないということです。
男性らのツアーは、22日に入山して山小屋に宿泊、23日の朝にご来光を見て、下山を始めた直後に転倒したとみられています。
警察によりますと、男性の服装や体調に問題は無かったということです。
警察は「特に下山中は足元に注意し、集中して下山してほしい」と呼び掛けています。