
人口減少率が政令市で全国ワーストとなった静岡市。
進学や就職で、市外に転出した若者に地元の特産品などを届ける取り組みが今週から始まりました。
ふるさとへの愛着を育み、Uターンを促進する狙いがあります。
■若者に地元の特産品11種類を届ける「ふるさと便」

東京都板橋区に住む東洋大学3年の渡辺一彩さん。
<東洋大学3年 渡辺一彩さん>
「私の大好きな『バリ勝男クン。』が入ってました!やきとりの缶詰はよくお家で食べてました」
19日に渡辺さんのもとに届いたのは、静岡ゆかりの商品11種類を詰め合わせた「新生活応援ふるさと便」です。
<渡辺さん>
「今すぐに静岡市に帰りたくなるようなものばかりで。一人暮らしはお金が日用品とか食品にかかって大変なんですけど、すごくありがたい」
■インスタグラムの広告がきっかけ

渡辺さんは高校卒業まで静岡市で暮らし、大学進学をきっかけに都内に引っ越しました。地元を離れて暮らす中、ある広告が目に留まったといいます。
<渡辺さん>
「インスタグラムの広告に流れてきて、静岡市がやっているんだというのが知ったきっかけ」
渡辺さんが登録したのは、会員制サービス「FAVTOWN(ファボタウン)」。
静岡市は、2025年12月、サービスを運営する大阪市の企業と連携協定を締結。
静岡市を「ふるさと」に登録すると、地元のイベント情報が届くほか「高校卒業」「20歳」「初就職」の節目には「ふるさと便」が贈られます。
■20代の転出超過対策へUターン促す
<静岡市総合政策課 今村友里衣さん>
「若い方の静岡市外への転出が多い現状がありますので、静岡市出身の若い方にUターン移住していただきたいというところがこの取り組みの始まりとなっています」
総務省が5月に公表した国勢調査の速報値で、静岡市の人口減少率は政令市の中で最も高かったことがわかりました。背景の一つが、20代の転出超過。
就職を機に、首都圏をはじめとした市外に引っ越してしまう若者が多いのです。一方で、補助制度の拡充などにより2025年の移住者数は過去最多の714人に上りました。
<静岡市総合政策課 今村さん>
「家族とか友人とかとのつながりを感じたときに、さまざまなライフステージの中で戻りたいと思う瞬間があると思いますので、そういった気持ちを思い出させてくれるようなものになったらいいなと思っています」
■「東京で暮らしたからこそわかる静岡の良さを広める立場に」
都内で暮らす渡辺さん。大学卒業後は地元・静岡市へのUターンも考えています。
<渡辺さん>
「東京の利便性も感じて暮らしやすさはあるんですけど、やっぱり家族と一緒に暮らしたいという気持ちと、私が今度は東京で暮らしたからこそわかる静岡の良さを広める側になりたい。Uターンしやすい環境が静岡市で整ったら嬉しいなと思っています」
深刻化する人口減少。若者とのつながりを絶やさないことが、将来の定住につながるのか。新たな取り組みの効果が注目されます。










































































