「54万人に設定するのが適切」難波市長が2050年の人口目標を初明言 政令市維持へ若者雇用創出 =静岡市

静岡市の難波喬司市長は12月2日の市議会で「2050年の人口目標を54万人に設定するのが適切」という考えを初めて示しました。人口減少に歯止めをかけるため、若者の雇用を創出していく方針です。

<自民党静岡市議団 丹沢卓久市議>
「市長は見直し後の第4次総合計画の中で人口目標をどのように設定されるのかお答えください」

静岡市議会で質問されたのは、将来的な人口目標です。静岡市の2025年10月末時点の人口は約67万人。市が将来人口を独自推計した結果では、2050年には約49万人に減少し、政令指定都市の指定要件である50万人を割り込むと予測されています。

自民党静岡市議団の丹沢卓久市議は、政策を進める上で今後の行政の社会的ニーズを予測することは不可欠だとして、具体的な人口目標値をただしました。

<静岡市 難波喬司市長>
「流出抑制と流入促進を総合的に進めることで、将来の減少幅を約2割に抑えることを目標に、2050年の人口目標を54万人に設定するというのが適切ではないかと考えております」

難波市長は、2050年に人口目標を54万人に設定するのが適切との見解を示し、2035年までに集中的に対策に取り組むとしました。また、人口減少の大きな要因は若年層の流出だとして、「地域の稼ぐ力を高め若者の雇用を創出し所得を向上させていく」と述べました。

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