
大井川鉄道が井川線を大幅に値上げする方針に地元から反発が出ていることについて新たな動きです。
5月8日午後、地元関係者向けの住民説明会が開かれ、大井川鉄道の鳥塚社長が陳謝しました。
大井川鉄道は6月から予定していた井川線の観光列車化をいったん延期する方針を固め、スケジュールを検討したうえで近日中に発表する方針です。
■大井川鉄道社長が陳謝
<大井川鉄道 鳥塚亮社長>
「十分に説明ができていなかったこと、そしてそれによって多くの誤解や、私の言葉の間違った使い方等によってご迷惑ご心配おかけしていること、お詫び申し上げます。申し訳ございません」
午後3時からの説明会で頭を下げたのは大井川鉄道の鳥塚亮社長。地元から出た反発に対して陳謝しました。
■騒動の発端となった「観光列車化」と2.6倍の値上げ方針

騒動の発端となったのは、大井川鉄道・井川線の大幅な値上げ方針。
井川線は大井川鉄道のうち川根本町の千頭駅と静岡市葵区の井川駅を結ぶ急こう配の山間部を走る路線です。
この路線について大井川鉄道は6月1日から運行形態を観光列車に変更し、運賃を現在の約2.6倍に値上げする方針を固めました。
これに異を唱えたのが川根本町の町議ら。4月27日、地元へ説明を尽くすべきなどと申し入れをしました。
■社長ブログの記述に地元議会が「強く抗議」
その翌日、鳥塚亮社長の個人ブログには「ふだん田舎の山の中で生活している人たちにも理解していただくことは難しいということを、『やっぱりここもそうだったなあ。』と今回改めて感じているところなのです」と投稿。(現在は非公開)
<川根本町議会 中原緑副議長>
「川根本町の関係者として看過できない記述がございましたので、強く抗議申し上げます」
この記述を受けて、5月7日に地元の町議らが直接、抗議するなど事態は悪化していました。
■井川線は「宝物」 地域と共に観光振興を提案
8日の説明会では、これまでに鳥塚社長がローカル鉄道再生請負人として地元住民と連携して取り組んできた事例を紹介。
その上で、井川線についても地元と協力していきたい考えを示しました。
<大井川鉄道 鳥塚亮社長>
「全国で成功事例がいっぱいあるんです。井川線は宝物なんです。だからその宝物を生かして、私は大井川鉄道と沿線地域の観光振興を皆さん一緒にやりませんかと提案をさせていただきたいんです」
説明会は予定の1時間を大幅に越え2時間ほどで終了。
<川根本町議会 中原副議長>
「納得できていないですね。普通料金で乗れる鉄道も必要だと伝えた」
井川線の観光列車化に賛成の声もあったということですが、まだ解決への道のりは見えていないようです。
大井川鉄道は6月1日に予定していた井川線の観光列車化をいったん延期する方針を固め、スケジュールを再度検討したうえで近日中に発表する方針です。










































































