大井川鉄道の人気者きかんしゃトーマス号が、2年半ぶりに親友のパーシーと再会します。4月26日からの運行開始を前に、4月24日、地元の園児たちが一足早く2ショットを楽しみました。
24日は、静岡県島田市の新金谷駅でテープカットが行われました。創業100周年を迎えた大井川鉄道。2025年は「きかんしゃトーマス」の原作出版80周年も重なった特別な年です。
ゴールデンウイークに合わせ4月26日から始まるイベントでは、きかんしゃトーマス号と親友のパーシーが約2年半ぶりに再会します。
大鉄の大井川本線は2022年9月の台風15号の影響で、現在も川根温泉笹間渡駅から終点の千頭駅までの間で運休が続いています。被災時に千頭駅にいたパーシーはそのまま取り残され、きかんしゃトーマス号と離れ離れになっていました。
<大井川鉄道 鳥塚亮社長>
「ちびっ子たち、乗っているお客さんが『パーシーがいない、パーシーがいない』と言っていた。家山駅の構内が広いので、パーシーを持ってきてパーシーとトーマスが出会えるストーリーをつくればみんな喜ぶのではないかと」
4月24日は地元の園児たちがきかんしゃトーマス号に乗り、一緒にパーシーに会いに行くことに。
「かどで!かどで!」
新金谷駅からパーシーが待つ家山駅までは約30分です。
「パーシー!パーシー!」
家山駅に着いたきかんしゃトーマス号をパーシーが出迎えました。家山駅には多くの人が駆け付け、この再会を見守りました。
<園児>
Q. トーマスとパーシーが並んでいてどうだった?
「結婚しているみたい」
<園児>
「楽しかった」
Q. パーシーのどこが好き?
「緑が好きだから」
2025年のきかんしゃトーマス号は、家山駅と川根温泉笹間渡駅で下車することができ、大井川鉄道は沿線の観光も楽しんでほしいとしています。
きかんしゃトーマス号とたくさんの仲間たちに出会えるこのイベントは、4月26日から12月25日まで開催される予定です。
<鳥塚社長>
「遠くに光が見えて前向きに進んでいる、そういう感じだと思う。ちびっ子たちの笑顔をのせて頑張っていきたい」
大井川鉄道は、このイベントで2024年より3万人ほど多い10万人の来場を目指します。