
子どもが保育園などで体調を崩した際に、保護者に代わって看護師が園への迎えや受診に対応する取り組みが広がっています。
新年度で子どもの体調管理が難しくなるこの時期、仕事との両立を支える新たな支援策として注目されています。
■看護師がタクシーで迎えに 受診から預かりまで一体支援

静岡済生会総合病院が運営する病児・病後児保育室「なでしこ」は、病気や病み上がりなどで登園できない子どもを看護師や保育士が預かる施設です。
こちらで始まったのが「急病時あんしん預かり保育」です。
子どもが園で体調を崩したと連絡があった場合、利用の事前登録をしている保護者が依頼すれば看護師が保護者に代わってタクシーで園に迎えに。
病院の受診に付き添い、その後、病児保育室で預かる仕組みです。
働く親にとって負担が大きかった「園への急な迎え」や「医療機関への受診」を、一体的に担うのが最大の特徴です。
■細やかな記録で親の不安を解消
医師の診察を受けて預かり保育が可能だと判断されてから、病児保育室へ移動します。
保育室での様子は看護師が細かく記録し、保護者が後で確認できるようにしています。
<看護師兼保育士>
「1個食べられなかったので、3割くらいかな」
「不安なく安心して、今、子どもがどう過ごしているかが分かるような形で、細やかに、今の状況をタイムリーに報告できるように心がけています」
保護者は仕事の後、午後5時までに施設へ迎えに行く流れとなっています。
<看護師兼保育士>
「どんなシステムなのかまず知ってもらうことが、安心してより一層利用できることにつながると思うので、まずは知ってほしい」
■医療と保育の両面から親の悩みに寄り添う
4月25日、急病時あんしん預かり保育の利用を検討している保護者への説明会が開かれました。
制度を利用できる範囲が4月から広がり、病児保育室から片道7キロほどの保育施設に通う子ども達が対象になりました。
<参加した母親>
「私も夫も2人とも仕事をしているので、できるだけ迎えは行ってあげたいんですけど、なかなかそうもいかない時もあるので、そうした時に使えたらいいなと」
<参加した夫婦>
「どっちも実家が遠いので、もしもの時に頼れる人が誰もいなくて、選択肢は多い方がいいと思って」
「大学の教員をしているので、授業の日は絶対に抜けられない。こういうサポートがあると、いざっていう時に心強いかなと」
<静岡済生会総合病院 なでしこ保育園 杉原孝幸園長>
「病院を核にやっているが、地域の皆さんにどれだけ我々の支援がお役に立てるかを非常に大事に考えている。(この制度が)心の余裕をもって育児ができることに役に立てるかなと」
子どもの急な体調不良と仕事の両立。医療と保育の両面から親の悩みに寄り添う新たな支援の形です。










































































