
静岡大空襲から80年です。静岡市立静岡病院では6月19日、犠牲になった看護師らを悼む慰霊式が開かれました。
1945年6月19日の深夜から20日未明にかけて、静岡市の市街地がアメリカ軍の爆撃機による空襲を受けました。この静岡大空襲で静岡市立静岡病院の看護師8人と患者2人の合わせて10人が犠牲になりました。
19日、病院では犠牲者を悼む慰霊式が開かれ、看護師らが慰霊碑に花を捧げました。
<静岡市立静岡病院 青山治子看護部長>
「火災の中、熱い思いをしながらも患者に寄り添い、最後まで、職員の避難命令が出た時にはもう逃げ道を失っていた状況で、殉職された若い看護師たち、その看護の心を私たちは受け継ぎながら、これからやっていきたい」
病院では19日午後、新人看護師が殉職者の志を受け継ぐ「継灯式」も行われる予定です。