
なかなか着用が進まない自転車のヘルメットをめぐり、新たな動きです。静岡県は条例を改正し高校生のヘルメット着用を義務化する方針を固めたことがわかりました。背景にあるのは低調な着用率と事故の多さです。
■2027年4月から県自転車条例を改正する方針
<田島かのん記者>
「静岡市内です。ヘルメットを着用している高校生は少ないように感じます。この高校生の着用率の低さが課題となっています」
<高校生>
「暑いですね」
「同世代でも着けていない人が多いのであんまり着けたくない」
自転車通学の高校生には不評なヘルメット。2027年度からは有無を言わさず必須となりそうです。
県は2027年4月から自転車に乗る高校生のヘルメット着用を義務付けるよう県自転車条例を改正する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。違反した場合の罰則はつけない見通しです。
<高校生>
「僕はいいと思います。事故を起こしたという人もちらほら聞くので」
「義務化されたら、やらなきゃと思って着けるかも。前髪をあきらめるか、もっと頑丈にする」
■「県内の着用率はわずか9.9%」努力義務化も全国平均を下回る

義務化の背景の1つが低い着用率です。自転車のヘルメットは2023年の法改正で着用が「努力義務」となりました。
しかし県内のヘルメット着用率はわずか9.9%。
全国平均を大きく下回り、着用率は42位にとどまっていて改善に向けた対策を迫られているのが現状です。
こうした中、すでに自転車通学のヘルメット着用を校則で義務化した学校も。富士宮北高校は、2026年度から自転車通学をする生徒に対しヘルメットの着用を校則に取り入れました。
大きな理由の1つが高校生の自転車事故の多さです。
■「全世代平均の約4倍」突出して高い高校生世代の死傷者数

自転車事故による「人口10万人あたりの死傷者数」は、高校生世代が全世代平均の約4倍と、突出して高くなっています。
富士宮市では2025年、ヘルメットをかぶっていなかった高校生が亡くなる事故も発生していて、危機感を覚えたPTAが学校側へ働きかけて校則が改正されました。
「ただ親が『ヘルメットをかぶりなさい』と言ってもなかなかかぶってくれない、校則で決めてほしいと、他の保護者からもその声を頂いたので」
不幸な事故を減らすためのヘルメット着用義務化。
県教育委員会は条例の改正によって、各高校がヘルメットの着用が自転車通学の許可条件にする動きの後押しになることを期待するなどとコメントしています。










































































