
■約24時間ぶりに解除 連休初日の大動脈を直撃
静岡市清水区の国道1号バイパスがのり面の崩落で通行止めになった問題で、2025年1月の定期点検で「破損のリスク」が指摘され、国土交通省静岡国道事務所が補修を検討していたことが分かりました。
専門家は老朽化が進む交通インフラの課題を指摘します。
<坂口将也記者>
「静岡市清水区の国道1号バイパス興津IC付近です。こちらの区間、きのうはほとんどの時間で通行止めとなっていましたが、きょうは通常通り多くの車が走行しています」
約24時間ぶりに通行止めが解除された、静岡市清水区興津東町の国道1号バイパス。
4月28日夜、国道の脇にあるのり面の2か所から剥がれ落ちたコンクリート片が路上に散乱。
踏みつけた数台の車がパンクするなどの被害を受け、現場周辺の上下線が通行止めになりました。
■50年前の建設 点検で「リスク」指摘されていた

崩落現場の周辺は、国道1号バイパスに加えてJR東海道線や東名高速道路といった東西交通の主要インフラが集中する日本の“大動脈”です。
防護ネットの設置など安全確認ができたとして規制は解除されましたが、連休初日に多くの行楽客が足止めされる事態となりました。
静岡国道事務所によりますと、現場ののり面は50年ほど前の1978年に完成。
2025年1月に実施した5年に一度の点検では、経年劣化とみられる影響から「破損のリスク」が指摘され、補修の検討を進めていたということです。
社会インフラに詳しい専門家は「この問題は全国的な課題」と指摘します。
■専門家「全国どこでも起きうる問題」
<静岡理工科大学 西田孝弘教授>
「のり面だけではなく、橋梁、トンネル、あちこちで古くなっている。経済成長に伴って急激に建設した50年後がいま来ているという感じ。日本全国どこでも同じ問題が起きている」
さらに、点検方法の見直しの必要性も訴えます。
<静岡理工科大学 西田教授>
「やはり点検をいかに効率化していくか。本当に悪いところに集中する労力をいかに蓄えるかというところが一番重要」
静岡国道事務所は今後、のり面が崩落した原因を調べるとともに、「恒久的な対策を検討していきたい」としています。










































































