【JAFに聞いてみた】車両火災を防ぐためのポイントは? 年末年始の長距離運転の前にする点検方法

車両火災の主な原因・平均すると4時間以上閉鎖も

静岡県内でも高速道路での車両火災が相次いでいます。これから年末年始にかけて久しぶりに長距離ドライブをする方も多いと思いますが、注意が必要です。

激しく立ち上る炎。トラックの運転席部分が燃え、路面からも炎が上がっているのが確認できます。

12月10日午後9時半頃、東名高速牧之原サービスエリア付近で撮影されました。警察によりますと、トラックのキャビンから出火し、運転手は脱出してけがはありませんでした。

NEXCO中日本によりますと、2024年の1年間に車両火災を原因とする通行止めの延べ時間は管内で155時間43分。一度通行止めになると、平均して4時間以上閉鎖され長時間にわたって影響が出ます。

JAF静岡支部によりますと、車両火災の主な原因はエンジントラブルとタイヤのバーストだといいます。

<JAF静岡支部事業課 菊地一啓さん>
「エンジンオイルの劣化などでエンジンの回転抵抗が増えて破損することによって熱が出てしまうだとか、冷却系統の故障によってオーバーヒートが起きて、熱による火災だとかっていうのが起きる可能性がある」

JAFに聞く、自分たちでできる簡単な車の点検方法は

JAFで自分たちでできる簡単な車の点検方法を聞きました。

<JAF静岡支部事業課 菊地一啓さん>
「まずは車の外観。車に乗る前にぐるっと1周見ていただいて、例えばこういったランプ類に破損がないかとか、タイヤも見ていただいて、4つ付いているうち、1輪だけ空気が抜けているなとか、見れば分かるので。普段と違うところを見ていただいて、異常があったら、走行をいったんやめていただく」

また、後付けのドライブレコーダーなどの電装品も破損部分からショートする可能性もあり確認が必要です。

<菊地さん>
「年末年始の長期の連休で皆さん帰省とか旅行に行かれると思います。せっかくの楽しい旅行を台無しにしないためにも、できる限りの予防策をしてお出かけしていただければ」

一度火がつくと自分にも周りにも大きな影響が生じる車両火災。空気が乾燥するこの時期、注意が必要です。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1