
最大11連休の2025年のゴールデンウイーク、車を使って遠出をする人も多いのではないでしょうか。車のトラブルに対応するJAFの隊員に、気をつけたいポイントを聞きました。
大型連休中、最も多いトラブルは「バッテリー上がり」です。
<JAF静岡基地 山崎駿也隊員>
「1.4(ボルト)。通常、12ボルトくらいないとエンジン掛からないがほぼほぼない、完全放電」
バッテリー上がりを起こした車は5年前に購入したものですが、最近は乗る機会が減り、最後に運転したのは2か月ほど前だと言います。
<要請した人>
「息子が就職するので、車をぼちぼち乗らせようかなと思って。連休なので動かそうと思ったら動かなかった」
バッテリーの寿命は、一般的に2年から3年といわれ、長い間乗らなくても上がってしまうことがあるため、JAFは早めの点検をすすめています。
バッテリー上がりの次に多いのが、タイヤのトラブルです。
<隊員>
「どんな感じか」
<要請した人>
「1か所穴が開いちゃって」
<隊員>
「乗りあげちゃった感じか」
<要請した人>
「ブロックの角みたいなところにめりこんで」
旅行で初めて行く観光地など、慣れない土地では、狭い道を避けることもトラブルを防ぐポイントのひとつです。
続いて、向かったのは「インロック」の対応です。依頼者は1時間ほど喫茶店を利用して車に戻ったところ、中に鍵を入れたまま施錠してしまったことに気づきました。
Q. 今までインロックの経験は?
「2回くらいある。『うわ~、またやったわ』って」
作業開始から約50分で開錠しました。インロックは小さな子どもによって発生することもあるといいます。
<JAF静岡基地 萩原佑太隊員>
「お子さんが中から締めちゃうこともある。そしたら開けるのは難しいし、外からいろいろ言っても開けられない。車内はすぐ暑くなってしまうので気をつけた方がよい」
JAFは、出発前の点検やルートの確認を徹底し、心に余裕を持ってドライブを楽しんでほしいとしています。
<JAF静岡基地 玉置孝晃主任>
「事前に準備をすることで、トラブルに遭わない。楽しくカーライフを過ごせると思うので、準備が大事」