【ベルナール・ビュフェ美術館の「ビュフェ版画展」】サガン文庫版の表紙原画が秀逸

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で2024年1月21日まで開催中の、開館50周年を記念した「ビュフェ版画展」。

1986年に「版画館」として開館した現在の「別館」での版画展。リトグラフやドライポイントを銅原版と並べて展示。幅144×縦89㎝の「モンマルトルのサクレ=クール寺院」のドライポイント原版は、それ自体が作品として強い光を放つ。フランソワーズ・サガンの新潮文庫版表紙原画コーナーも秀逸。ビュフェが手がけたのは22冊。「悲しみよこんにちは」に「カンヌ」、「熱い恋」に「プロヴァンスの風景」など、装丁担当者のマッチングセンスに感服。(は)

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