
谷島屋店長が選ぶ! 雨の日の読書におすすめしたい3冊
1.冒険の書 AI時代のアンラーニング/孫泰蔵 (日経BP )1,760円

岩田:人工知能(AI)がどんどん広まってきている時代。学び方も今までと同じでなく変えていく必要があるのではないか、ということで学び方について父から子へ伝えるスタイルで書かれています。様々な古典から引用し書かれていて、新しい時代の学びとして、わかりやすくておすすめです。
鉄崎:先進的な難しい悩みがいっぱいあるんですけども、それに対してかなり昔の哲学的な言葉を引用して答えていますね。
岩田:古典をさまざま多用していますが、難しくなく、わかりやすく読みやすく書かれています。古典の解釈の仕方にも、新たな発見がある1冊です。
鉄崎:先人たちの知恵というのはすごいですね。
岩田:普遍的といいますか、「古典は大切だな」とあらためて感じる1冊になっています。
山﨑:帯に書かれた「好きなことだけしてちゃダメですか?」に、なんて答えているのか気になります!
2.コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト 知らないと一生後悔する99のスキルと5の挑戦/高松智史 (ソシム)1,760円

岩田:技術の進化や現場の変化も、かなりスピード感がある時代です。ビジネスマンには思考のスピードをどんどん上げる必要があります。コンサルタントのスキルを使うことが、思考のスピードを上げるひとつのヒントになるのでは、ということでコンサルタントが苦労して手に入れたコンサル思考や作法をまとめた1冊になっています。
鉄崎:コンサル思考は一般的な思考とは違うんですか。
岩田:自分の専門外でも的確に判断し答えを導いていく仕事なので、思考や判断はすごいスピード感があります。その考え方であったり技術だったりを学べる1冊になっています。
鉄崎:悩みとお題の内容が興味深いなぁ。
山﨑:「社員証をぶらさげない VS 社員証をぶらさげてランチへ」
鉄崎:「上司の為に VS クライアントの為に」…。こういうことって確かに日常の中にあるもんな。こういう時にどういう風に判断するのか、コンサル的な立場からアドバイスをしてくれるという本なんですね。
3.傲慢と善良 /辻村深月 (朝日文庫)891円

岩田:辻村深月さんは、本屋大賞を受賞した本もあり、非常に人気の作家さんです。本書は現代社会の生きづらさを描いた恋愛ミステリーです。ストーリーは、結婚式を控えた女性が失踪してしまうところから始まります。前半は男性目線、後半は女性目線のパートに分かれています。恋愛観や結婚観だったり、人との付き合い方だったり、そういった社会的な問題点を描きつつ、うまく心理描写をしていて、非常に引き込まれる内容です。
鉄崎・山﨑:面白そう〜〜‼
岩田:ぜひ「傲慢と善良」というタイトルを念頭に置きながら読んでみるのがおすすめです。
鉄崎:これは買って読んでみよう!岩田さん今回も興味深い紹介をありがとうございました。
※本の画像は谷島屋ららぽーと沼津店に提供いただきました。
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