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精神科医の井上先生に聞く、1年を心地よく過ごすためのヒント

今回は、2023 年を穏やかにいい年にする秘訣を精神科医 井上智介先生に「鉄崎幹人のWASABI」パーソナリティの鉄崎幹人、SBSアナウンサーの山﨑加奈がお話をうかがいました。
※1月12日にSBSラジオ「鉄崎幹人のWASABI」で放送したものを編集しています。
 

山﨑:井上先生は、精神科医であると同時に産業医でもあり、毎月40社を訪問して診療にあたっています。また、「おおざっぱ(rough)に笑って(laugh)人生を楽しんでもらいたい」という思いから「ラフドクター」と名乗り、SNSや講演会などで心をラクにするコツや働く人へのメッセージを発信されています。金髪アフロヘアがトレードマークです。

笑うことは体にとっても良いこと?!

鉄崎:井上先生は「笑いが最大の治療」とおっしゃっていますが、笑うことは医学的にみてもいいことなんですか?

井上:笑うことと呼吸はつながりがあり、その呼吸が心の動きと密接に関係しています。心を安定させる代表例として深呼吸が挙げられますが、長くたくさん息を吐くことで医学的な観点でも心を穏やかにするのだと実証されています。笑うときは、「ハハハハハ」と普段以上にたくさん長く息を吐くので、自然と心をリラックスさせることにつながり、とても良いことだと言われています。

2023年、今年も笑って過ごすためのコツ

 1.手抜きと息抜き

新年だからこそ、一念発起で新しいチャレンジをしてみようと気合が入っている人も多いと思います。しかしずっと肩に力が入ってしまうと疲れてしまうので、ゆるく長く続けることを意識してみてください。お仕事の場面でも、一発で100点を出そうとするのではなく、6〜7割くらいのところで上司にチェックをしてもらう。上手に人に助けてもらい、少しでも自分の労力を減らすということも、とても大切なことです。

2.弱いところを少しずつオープンにする

弱点を隠そうとすると、生きていく中で余計な力が入ってどんどん大変になってしまいます。少しくらいは自分の弱いところや苦手なところをオープンにしていくほうが自分としても楽になります。またその素直さに警戒心が溶け、相手との人間関係もスムーズになりますよ。

3.潔さ

物や人に執着すると疲れてしまいます。諦めずに頑張ることは素敵なことですが、時には潔くスパッと身を引く選択肢も持っておくことをおすすめします。

鉄崎:3つ目は僕とやまかなの共通項です。二人の好きな言葉は、”まぁいいか”ですからね(笑)

悩んだり落ち込んだときには

1.しっかり寝ること

起きていてもネガティブなときは心がモヤモヤしてしまったり、悪い方向に物事を考えてしまいがちです。そういう時は、いつもより1時間長く寝ることを心掛けてください。それだけでも気持ちがリセットできます。夜しっかり寝るためにも、日中好きなものを食べたり、趣味の運動をしたり、こういった活動を大事にするといいですよ。

2.開き直り

心が疲れやすく落ち込みがちな人は、”生きていれば傷つくことくらいある””みんな迷いながらも生きている”くらいな気持ちで開き直っても構いません。時にはうまくいかないこともあるくらいに心の中で止めておくことで心身の負担を減らすことができます。

鉄崎:すごく共感できます。どんなことも”仕方ない”につなげられると心も楽になりますね。

笑って過ごすためにまず読みたい本


鉄崎:毎年精力的に本を出版されていますが、これまで出された本の中でおすすめの本を教えてください。

井上:ストレスを抱え込まないようにしていただきたいので、『「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)という本を読んでみてください。

鉄崎:題名の通り考えなくていいことがリスト化されているんですか?

井上:みんなが悩みがちなことや僕の経験、聞いたことや相談をうけたことを書籍化しました。

鉄崎:それは、とても気になりますね。最後になりますが2023年も笑って過ごすためにリスナーにメッセージをお願いします。

井上:1年というと長いスパンのように思えますが、一日一日の積み重ねなので身の回りの小さなことに感謝しつつ、自分で自分の頑張りを褒め、たくさんのご褒美を作って毎日を過ごしてくださいね。

鉄崎・山﨑:素敵なお言葉をありがとうございます。そして井上先生、今年もよろしくお願いしまーす。

※当サイトにおける情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、並びに当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項
今回、お話をうかがったのは……井上智介先生
産業医として毎月40社を訪問し、悩める従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話重視の精神的なケアを行う。また、精神科医としてもうつ病などの治療だけでなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやSNS、講演会などでは「ラフな人生をめざすこと」を発信している。

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