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精神科医に聞く、季節の変わり目のメンタルケアとは

季節の変わり目のこの時期、体調やメンタルが不調になる方がいます。今回は、そんなときのメンタルケアを、金髪アフロヘアがトレードマークの精神科医、井上智介先生に、「鉄崎幹人のWASABI」パーソナリティの鉄崎幹人、SBSアナウンサーの山﨑加奈がお話をうかがいました。
※9月29日にSBSラジオ「鉄崎幹人のWASABI」で放送したものを編集しています。

季節の変わり目でのケア

山﨑:季節の変わり目に、体調やメンタルが不調になる方もいます。こういうときはどうしたらいいですか?

鉄崎:体調やメンタルが不調になる時期ではありますね。

井上:そうですね。気温や気圧の差が大きい時期なので、自律神経がどうしても乱れがちだと思います。できるだけ乱れないように過ごすことがポイントです。例えば、規則正しい生活はとても大事で、体内時計を大きく乱さないように生活して欲しいです。

一般的に体内時計は、朝の決まった時間に起きることと、決まった時間に3食食べること、この4つの時間で規定されていると言われれています。ここをできるだけずらさないように過ごすことを、まず意識していただきたいです。

もうひとつは、汗をかくことです。これによって体温調節機能が上手く働くようになります。ウォーキングや軽いジョギングなどはもちろん、家でラジオ体操でもいいのです。無理なくできる運動をしてもらうのがいいと思います。それもちょっとしんどければ、ぜひ、湯船に入って入浴をしていただきたいなと思います。

鉄崎:メンタルは、まず体調を整えないとダメですね。

井上:身体がしっかりしないと落ち込むにも体力が必要です。バランスを崩さないようにしていただきたいです。

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免責事項

今回、お話をうかがったのは……井上智介先生
産業医として毎月40社を訪問し、悩める従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話重視の精神的なケアを行う。また、精神科医としてもうつ病などの治療だけでなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやSNS、講演会などでは「ラフな人生をめざすこと」を発信している。

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