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なぜか捨てられない…整理収納アドバイザーに聞く「お片付け」

ふと気がつくとたまっている「捨てられない物」やその理由について、整理収納アドバイザーの小池真理さんに、パーソナリティの鉄崎幹人、SBSアナウンサー山﨑加奈がお話をうかがいました。
※11月9日にSBSラジオ「鉄崎幹人のWASABI」で放送したものを編集しています。

もらい物は「寝かせる」のが鉄崎流

小池:物を手放す、捨てるってすごくしんどい作業なんです。気に入って買った物や頑張って手に入れた高価な物、人からいただいた物を手放そうと思っても、「使ってないからもったいない」「高価な物だから」「いただいた方に申し訳ない」となります。そんな謎の感情がうずまいて、「いつか、きっと、そのうち使うかもしれないから取っておこう」となって、結局、何も手放せない人がすごく多いんですよ。

鉄崎:わかります。俺は「寝かせる」って言うんだけど、半年寝かせれば、もらった物を捨てていいかなって思う。

ぬいぐるみや洋服はどうする?

小池:捨てられない物の代表といえば、人形・お札・お守りなど迷信が気になるもの。あとは人からいただいた物ですね。手放す時に罪悪感が起きちゃいます。

山﨑:ぬいぐるみは捨てられないわ。

鉄崎:お札とかお守りもそうだよね、魂がこもってる感じがするし。服はどうですか?

小池:お洋服については、若い人はいっぱい着ていっぱい失敗して学んでいいと思うんです。でも、流行もありますし、前のシーズン着なかったものを果たして次のシーズン着るかなって思ってしまいます。

鉄崎:今はネットで売れるシステムもありますよね。

小池:ネットで買うのはもちろん、売るシステムも発達していますので、うまく利用していただければと思います。

困っているなら覚悟を決めて

小池:整理収納アドバイザーの立場で言うのもなんですが、みんながお片付けすべきとは思っていないんです。いま何も困っていないなら、そのままでいいと思うんですよ。でも、何か困っていてどうにかしたいなら、覚悟を決めて物と向きあってもらいたいなと思います。

ただ、ご自分の部屋であれば散らかっていようが本人の自由ですが、職場のロッカーなど、他の人と使う空間はそうはいきません。後ろに座っている人の避難経路を潰したり、中に入っている荷物が散らばることで、「二次災害」につながる可能性もあります。

鉄崎:こういうのは、一回だけやるんじゃダメでしょうね。

小池:そうですね。「なぜ自分が片付けようと思ったのか」とか「私はどんな生活したいのか」を考えて、どんなお部屋にするか決めていただくといいと思いますよ。

鉄崎:ありがとうございました!
今回、お話をうかがったのは……小池真理さん
整理収納アドバイザー2級認定講師・収育指導士の資格を取得。お片づけを学びモノの整理ができるようになると、気持ちの整理・人間関係の整理にも役立つことから、「お片づけが苦手なのは決して恥ずかしいことではない」をスタート地点としてお片づけを基本から学べる講座を開催。

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