臭わない部屋干しの超コツ!洗濯物の量がなくてもこまめに洗う

部屋干しもコツ次第!

部屋干しのコツについて、整理収納コンサルタント・暮らしコーディネーターの瀧本真奈美さんに、SBSアナウンサー牧野克彦がお話をうかがいました。
※5月30日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

牧野:
瀧本さんも普段から部屋干しする機会は多いのですか?

瀧本:最近は増えましたね。天気予報を確認したのに、急な雨に何度も洗濯物をダメにされて、もう一度洗わないといけなくなったり、夕方に取り込むのが遅くなって湿らせたりすることも何度もありました。

牧野:部屋干しの利点は、そのような変化に対応できる点ですかね?

瀧本:そうですね。あとは、時間に振り回されませんし、夕方までに必ず取り込まなきゃということもありません。花粉や黄砂が積もったり、虫がつくこともなくなったので、すごく楽になりました。

牧野:メリットが多いですね! ただ、部屋干しではニオイが気になるという意見もリスナーから届いています。

瀧本:最近の室内干し用の洗剤は、かなり機能がアップしてきているので、自分に合うものを探すといいと思います。菌が増えることで部屋干し臭が発生するので、衣類用の除菌スプレーを使ったり、酵素系漂白剤を活用したりするのもおすすめです!

牧野:除菌スプレーの効果的な使い方を教えて下さい。

瀧本:例えばすぐに洗えないものには洗濯する前に使ったり、洗濯して乾いた後で臭いが残るときにも、臭いが減るので活用するといいと思います。

おすすめの部屋干しの場所は?

牧野:部屋干しをする際、部屋のどのあたりで干すのがオススメですか?

瀧本:風通しのいいところです。スペースがある程度確保され、空気がこもらない場所。存在が気にはなりますが、広々とした部屋の中央あたりがいいといわれています。カーテンレールだと、空気がどうしてもそこで止まってしまうんです。雨だと基本は窓が閉まっていて風が流れていないので、空気の対流が悪いと思います。

部屋干しに向いている衣類は?

牧野:部屋干しに向いている衣類、これは外干しした方がいい衣類はありますか?

瀧本:簡単に見分けられるのは、厚みですよね。薄手はかなり室内干しに向いています。スウェット生地やデニムだと、乾燥まで時間がかかってしまい、雑菌が繁殖しやすいことがあるので、外が向いています。ずっと外干しできなくても、ちょっとした晴れ間に、いったん外に干し、ある程度乾かすのも手かと思います。

牧野:外で干せるタイミングがあれば、厚めのものを優先的に干していけばいいですね。瀧本さんが使っていて便利だなと思うアイテムなどありますか?

便利アイテム1. ワイヤーの室内干し


瀧本:
最近購入した、ワイヤーの室内干しを気に入っています。以前はスタンド式を使用していましたが、干すにしてもしまうにしても場所をとっていました。壁に取り付けて必要なときだけ引き出して使えるので場所を取らず、見た目もすっきりしています。

牧野:普段はワイヤーがボックスに収納されているんですか? また、ボックスのサイズはどれくらいでしょうか?

瀧本:そんなに大きくなく手のひらサイズです。

牧野:いくらくらいで、どこで売っていますか?

瀧本:ネットショップで売っています。私が使っているものは6000円を超えるくらいでしたが、安いものもあるので、口コミなども参考に探してみてください。

​牧野:写真で見ていますが、ひとつのワイヤーに対して何着もかけることができそうですね。

瀧本:私が持っているのは、10キロ干せます。20キロなどいろいろあるので、家族の人数に合わせて決めるといいと思います。

便利アイテム2. シーツ用のハンガー

瀧本:シーツって広げて干すと、それだけ干すところが埋まってしまいます。最近は、シーツを渦巻きのようにくるくる回しながら通すだけで干せる便利アイテムも出ています。

牧野:シーツ専用のハンガーがでているんですね! なかに空間をつくり、空気の通り道もできるので、じめっとすることも少なそうですね。

瀧本:コンパクトに干せて一石二鳥です!

牧野:これはどんなところに売っているのでしょうか? お値段は?

瀧本:東急ハンズとかネットショップでも売っています。数千円くらいだと思います。

即真似したい!部屋干しの裏ワザ

牧野:リスナーから「部屋干しのとき、洗濯物の下に丸めた新聞紙を大量においている」と、いうコメントをもらっています。

瀧本:それもいいですね。

牧野:どれくらいの頻度で換えた方がいいとかありますか?

瀧本:乾いている方が水を吸うので、乾いた新聞を使った方がいいですし、あとは乾いたバスタオルを一緒に干しておくだけでも違うともいわれています。干し方のポイントは、間隔をあけることです。

牧野:ほかにも実践しているワンポイントテクニックなどありますか?

瀧本:洗濯物は少しでもこまめに洗うといいですよ。これは、菌の繁殖を抑えるのと、洗濯槽自体のカビもかなり違ってきます。毎日回すパターンと週2、3回では、後者の方がカビの量が13倍以上多いというニュースを見ました。

牧野:そうなんですか! 例えばひとり暮らしで週末まとめて洗うというのは?

瀧本:その間に雑菌も、洗濯槽自体のカビも増えて、これが臭い発生の原因につながっていくので、ちゃんと退治しないとですね。

牧野:ひとり暮らしの人は特に要注意ですね。

瀧本:日々の洗濯物の量が少ないとつい溜めてしまいがちですが、菌はすごいスピードで増えていくんです。目には見えなくても、実はすごい量になっています。

牧野:すぐに真似できるポイントを教えていただきました。みなさんも気をつけてください!
今回お話をうかがったのは……瀧本真奈美さん
整理収納コンサルタント・暮らしコーディネーター。株式会社クラシングR代表取締役、片づけ歴35年の暮らしコーディネーター。書籍7冊を出版、掲載誌150冊以上、TV他メディア出演も多数実績がある。収納や時短家事、家族の調和を考慮した部屋づくりなど『心地よい暮らし』を提案。SNSなどフォロワー数は20万人。Instagram:@takimoto_manami

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