ダッドスニーカーにエアマックス!山田門努さんおすすめ春のスニーカー!

この春おすすめスニーカー!ダッドスニーカーとエアマックス

「春のスニーカー選び」というタイトルで、スニーカーにうるさい、「マンデー・モンディ」「モンドセレクション」「Going My West」などを抱える人気パーソナリティ山田門努さんに、SBSアナウンサー牧野克彦がお話をうかがいました。
※3月8日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

左上から時計回りに「NIKE  AIR MAX 720」「AIR MAX90」「AIR MAX1 TOKYO MAZE」「AIR MAX 95」

山田:年に2回くらいIPPOに呼んでもらっているので、もう準レギュラーでいいかなと(笑)。

牧野:いいですよ(笑)。ほんとにこのコーナー盛り上がるから私も楽しんでいるんですよ。

山田:春になってスニーカーを履きやすい季節がやってきました! 前回はこのコーナーで最新技術が搭載されたハイテクスニーカーを紹介しましたが、今回は2本柱で春のスニーカーを紹介していこうかなと思っています。

1. おじさんっぽさを恐れるな!ダッドスニーカーのススメ

牧野:おじさんっぽいスニーカーが意外といいぞっていうこと?

山田:ダッドスニーカー(ダッドシューズ)って、知っていますか?

牧野:初めて聞きました! そんなに言葉として浸透しているんですか?

山田:言葉が出てきたのは5年前くらいなんですが、ここ2、3年は普通のファッション用語としてダッドスニーカーって使うんですよ。ダッドはスラングで、ダサいとかおっさんっぽいという意味なんです。ダッドスニーカーはいわゆる、ぼてっとした、昔のお父さんがワゴンセールで買ってきた安いスニーカーというイメージ(笑)。そのぼてっとしたスニーカーが5年くらい前に、最初は若い人たちの間で、ダサカッコいいとなったんです。

牧野:
それがくるとありがたいね! ダサいけど履いていたら、いつの間にか自分が流行に乗っちゃってるってことでしょ。

山田:ダサカッコいいから始まったんですが、近年、当たり前にダッドスニーカー、カッコいいよねとなっています。

牧野:それを認めたら、全部カッコいいになっちゃうけど。 

山田:それは合わせ方にもよりますけど(笑)。僕もダッドスニーカーが好きなので、ダッドスニーカーの代表格といえるスニーカーブランドをひとつご紹介します。「ホカオネオネ」です。

牧野:きましたー! 私、今履いているシューズ、「ホカオネオネ」です!

山田:びっくりしましたよ。僕がいうのも失礼ですが、マッキー成長しましたね(笑)。

牧野:この番組に出てくれた、実業団ランナーの山本菜緒選手が「一番おすすめのシューズは『ホカオネオネ』というメーカーの靴です」とおっしゃっていたので、翌日買いに行ったんです。

山田:アディダスのスタンスミスも知らなかったマッキーが、ホカオネオネを履くようになったとは! 僕ら靴好きの中で新興スニーカーメーカーといわれている、まだ新しいアメリカのメーカーです。もともとランニングシューズを作っていて、厚底スニーカーの火付け役でもあるんです。今、マラソン大会や駅伝を見ても、みなさん厚底スニーカーを履くようになりましたが、以前はホカオネオネが「何この厚いスニーカー?」みたいな感じで扱われていました。

牧野:デザイン的にはイマイチって見られていたんでしょ?

山田:でも、これを履いたらほかのが履けないよというくらい履き心地がいいんです。以前、このコーナーでニューバランスの1000番台は、雲の上を歩くような履き心地と紹介しました。今回のホカオネオネは、あるものに例えて履き心地を表現しています。マッキーだったら何か分かりますよね?

牧野:これは、店員さんが10回くらい言ってきたので知ってます(笑)。マシュマロ!

山田:そう!マシュマロのような履き心地を再現しているのが、他のスニーカーと比べて2.5倍のボリュームの厚底なんです。

牧野:足首をぐにっとくじいちゃったかなということがあったんだけど、ホカオネオネを履いていたら大丈夫でした。

山田:このボリューム感にも最新テクノロジーが搭載されているので、ランニングのときに履きやすいんです。これを近年、芸能人が履きだして爆発的ヒットとなったんです。

牧野:芸能人は誰が履いていたんですか?

山田:誰?と思うでしょ。ロケをやるタレントさんが履きだしたんです。

牧野:じゃあ、バラエティ番組でロケ芸人さんが、なんかカッコいいの履いてるなと思ったらホカオネオネなんだ。

山田:で、一番最初に履きだしたのが、イモトアヤコさん!

牧野:へー!

山田:過酷なロケが多いじゃないですか。長時間歩くことが多い。それで、イモトさんが履いてる厚底のスニーカーは何だということになって、それがホカオネオネだったんです。「過酷な長時間ロケでも疲れない」とイモトさんが言って、どんどん流行っていきました。今は女優さんやモデルさんも、仕事でヒールなどを履くので、オフのときに履きやすいスニーカーがいいということでホカオネオネを選んでいるんです。

牧野:ときどきファンキーな色使いのものもあったりしますよね。

山田:この春もパステルカラーが出ています。でも、おじさんがパステルカラーはしんどいですよね。 ホカオネオネで一番合わせやすいのが全部黒いオールブラック。「ボンダイ」というシリーズがあって、これの真っ黒は特に人気です。ホカオネオネはランニングシューズから始まっているのでスポーティな要素が強いですが、今日のマッキーは、ちゃんとキレイめの服装に合わせていてカッコイイ!

牧野:完全に偶然ですけどね。会社でオンラインの会議があるので、上半身だけはちゃんとして、足元はホカオネオネでいきますよ。

山田:サンダルタイプが発売されたばかりなので、まず履き心地を試したい人はサンダルからでもいいかなと思います。分厚くてもおっさんぽくみえず、カッコよくみえるダッドシューズをまずはおすすめしました。

牧野:名前が覚えられないおじさんが、店頭で「ホネオレオレ」とかいってる人がいるんですが、「ホカオネオネ」です!

2.スニーカーと言えば、エアマックス!

山田:大人気のナイキのエアマックスが今年で35周年なんです。毎年3月26日はエアマックスの誕生日ということで、エアマックスデーが行われます。今年は特に35周年ということで、いろんなシリーズが出てきたエアマックスを大々的に祝おうと、3月26日にはスペシャルなエアマックスが発売されます。そこでエアマックスについて少しお話しますね。

ナイキを代表するスニーカー、エアマックス。知らない人を探すのが難しいほど有名なスニーカーですが、1987年の3月26日に誕生しました。「エア」ってわかりますよね?

牧野:空気が入っているからね。透明で空気が入っているなという感じが、ナイキのシューズにはありますよね。

山田:このエアは、もともとNASAの航空宇宙開発エンジニアが自分たちの技術を他の企業に与えられないかということで生まれました。空気の入ったエアバッグを靴の底に敷いたらクッション性能があるんじゃないか?ということでできたんです。

牧野:宇宙技術の転換が、ナイキのこのシューズなんだ!

山田:それが35年も続いているんです。でも、 最初に出たときは全然流行りませんでした。

牧野:覚えてますよ!実は、エアマックス1を持っていたんです。私が中学1年生だったのが1987年、まさに発売された年で、スポーツショップにいったら、ナイキは端に追いやられていたんです。当時の人気はミズノ、アシックスですよ。ナイキのシューズがセールになっていて5500円で買ったんです。

山田:手元にありますが、今けっこう高いですよ。なぜ流行らなかったかというと、マッキーが買った頃に出ていたナイキのシューズは、エアが見えてなかったんです。それをちゃんと見せるようにしたのが、ビジブルエアです。ちゃんと空気が入っていてクッション性もありそうだなと。要は視覚的に分かるようになって、流行っていったんです。

牧野:みんな、分かるものにしかお金を払わないんですね(笑)。

山田:35年間でどんどん進化していくのですが、今回持ってきてたエアマックス90(1990年発売)だって、エアマックス1(1987年発売)に比べ、エアバックが見える範囲が若干大きくなっています。もう一足、エアマックスを代表する一足も持ってきましたが、何ていう名前でしょう?

牧野:エアマックスグラデーション!

山田:グラデーションというのは合ってる(笑)。 答えは、エアマックス95! 1995年に発売されたスニーカー界のエースとも呼ばれています。

牧野:大学時代、金持ちの友だちだけ履いていましたよ。

山田:日本のファッション界に最も影響を与えたスニーカーといわれています。有名人でも木村拓哉さんや広末涼子さん、イチローさんも履いていました。

牧野:デザインがとにかくかっこいいよね。

山田:人気が出たんですが、「エアマックス狩り」という犯罪まで起きてしまいました。

牧野:おじさんが履いていると若者にとられてしまう。

山田:スニーカーなのに外で履けないスニーカーとしても有名でした。

牧野:当時、みんな観賞用に買っていたんじゃないの?

山田:今も人気はありますが、当時にくらべるとだいぶ落ち着いています。新しくなるとエアがどんどん大きくなっていって、今、手元にあるのがエアマックス720です。

牧野:エアの部分がパンパンで、透明で全面見えているじゃないですか!

山田:どんどん進化しています。なので、今回の35周年の誕生日を機に、昔買えなかった人、再びエアマックスを履く人、エアマックスを知らない人も、エアマックスデビューするのはいかがでしょうか! あとは、エアマックスデーに合わせてマッキーが当時買った、エアマックス1の35周年記念モデルが3月26日に発売されます。

牧野:エアマックス1の復刻版として出てくるんですね。

山田:スニーカーの入りとして周年記念というのはとてもいいかなと思い、エアマックスデイに合わせてご紹介しました。

牧野:コロナ禍であまり遠出ができず、散歩やランニングに時間を費やす人も増えていると思います。シューズにお金をかけることによって自分の心も充実してきますね。リスナーからも「スニーカーが好きで最近も買いました。僕のこだわりは防水スプレーを念入りにかけて汚れをつけないことです。スニーカーのいい保管方法を教えてください。」とメッセージがきています。

山田:本当に一番いいのは真空パックにしちゃうことなんですが、でも、やっぱり履かないと! スニーカーには加水分解といってプラスチックの部分が壊れてくる、寿命があるので、結局きれいに履いて手入れするのが一番いいです。どうしても壊したくなかったら真空パックにしてください!

牧野:あと、多かった質問が「フィットする靴探しに苦労しています」ということですが。

山田:これは、メーカーによっても靴によっても、エアマックスの中でも幅が狭かったり広かったりして違うので、試し履きして探すのが一番いいと思います。

牧野:わかりました、ありがとうございました!
今回お話をうかがったのは……山田門努さん
地元出身パーソナリティー。1985年生まれ静岡市出身。SBSラジオ「SHIZUOKAもんどセレクション」「Going My West」「マンデーモンディー」や、SBSTV「ヨエロスンE」にレギュラー出演中。 深夜番組で若い男性を中心に支持を集め、スポーツ・サブカルのトークを得意とする。小学生からバスケットをプレーしており、バスケシューズやスニーカーが大好き。

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