杉村選手「成長した姿を」 パラ・ボッチャ代表 市長に報告 伊東
パリ・パラリンピックのボッチャ競技の代表に内定した、伊東市の杉村英孝選手(伊豆介護センター)が27日、市役所で小野達也市長に報告した。2大会連続での金メダル獲得が懸かる大舞台に向け、「成長した姿を全力で発信していきたい」と意欲を示した。
杉村選手は東京パラ個人で金メダル、チームで銅メダルに輝いた。代表選考を兼ねた1月の日本選手権の男子(脳性まひBC2)で準優勝。日本協会の基準を満たし、代表に内定した。
東京大会以後、規定の変更で「今まで使っていたボールが使用できなくなった中でのスタート。慣れるのも大変な作業だった」と杉村選手。「まだまだ自分のボッチャが未完成な部分がある。調子を上げ、パリの舞台で最高のパフォーマンスを見てもらうことでボッチャのすごさや魅力、楽しさを伝えたい」と抱負を語った。
実演でボールを投げる場面もあった。小野市長は「市民だけでなく国民の皆が応援している。思う存分にやってもらいたい」と期待した。