「戦中・戦後に苦しかったこと、孫・子に継承を」お盆の法要にあわせ戦後80年記念講和=静岡・沼津市

お盆の法要にあわせて17日、静岡県沼津市の寺で「終戦80年記念講話」が開かれました。

静岡県沼津市岡宮の光長寺西之坊で終戦80年を記念した講話をしたのは、沼津市遺族会の会長、岡本忠さん(80)です。

岡本さんは戦中に生まれ、出征していた父親がシベリア抑留に遭い一度も会えないまま死別したため、戦後の厳しい時代を祖母に育てられました。

講演では、学生時代に納豆売りをして稼いだことや両親がいないことで就職に苦労したことなどを話し、戦争の体験を継承してほしいと語りました。

<沼津市遺族会 岡本忠会長(80)>
「皆さんにお願いしたいのは戦中、戦後に苦しかったこと、お孫さん、子どもさんに継承していってもらいたい」

<参加した中学1年生>
「(戦争は)人の心も全く別物に変えてしまうから、絶対戦争はしてはいけないと改めて思った。」

岡本さんは「平和とは分かち合う力」であるとし、もう二度と過ちをおかさないように、平和の尊さを伝えていきたいと話しました。

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