
静岡県の島田市博物館で戦争の記憶を後世に伝える企画展が開かれ、終戦間際、島田市に投下された「模擬原爆」の破片などが展示されています。
島田市博物館では企画展「戦争を忘れない島田が歩んだ太平洋戦争」が開かれています。戦後80年の節目として、地元の人が使用していたとされる軍服や靴など約80点の資料が展示されています。
<島田市博物館学芸員 岩崎アイルトン望さん>
「昭和20年に島田に落とされたパンプキン爆弾の破片になります。今回の展示では特別に触ることができます」
米軍は終戦間際、原爆の投下訓練として全国に「模擬原爆」を投下しました。島田市では長崎に落とされた原子爆弾と同じ形、同じ重さの「パンプキン爆弾」が7月26日に投下され、47人が犠牲になりました。
<島田市博物館学芸員 岩崎アイルトン望さん>
「戦争の歴史を身近に触れていただいて、実際に資料に触っていただいたり、見ていただいたりすることで、皆さんが平和の尊さについて改めて考えるきっかけになればうれしい」
この企画展は9月21日まで開かれています。