「次は自分だと何回も…」予科練生だった父から聞いた当時の軍隊 太平洋戦争集結から80年伝え継ぐ 静岡・牧之原市で戦没者追悼式

2025年は太平洋戦争が終わって80年です。静岡県牧之原市では5月22日、戦没者の追悼式が行われました。

牧之原市で行われた追悼式には、戦没者の遺族など約100人が参列し、犠牲者の冥福を祈るとともに平和を願って献花をしました。

<県遺族会 増田幹夫副会長>
「特攻隊として出撃する者、他の基地に異動する者を『散る桜残る桜も散る桜』という言葉で大勢の人を見送った」

式典の後には、語り部の会が行われ、県遺族会副会長の増田幹夫さんが旧海軍の予科練生だった父親から聞いた当時の軍隊の様子を参加者に伝えました。

<増田副会長>
「次は自分だと何回も思っていたが。(別の部隊に異動した)一週間後に終戦を迎えた」

<戦争により遺児となった女性>
「父親が戦死したころがあれくらいの年齢だった。ついどうしても年甲斐もなく涙が出てきます」

戦争を知る人が少なくなっていく中で、次の世代にどう伝え継いでいくのか、戦後80年の大きな課題です。

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