「何かあると必ず声をかけてくださった」袴田巖さんの姉・ひで子さんがローマ教皇フランシスコを追悼

ローマ教皇・フランシスコが4月21日、亡くなりました。88歳でした。再審=やり直しの裁判で無罪が確定した袴田巖さんの姉・ひで子さんは、「何かあると必ず声をかけてくださった」と突然の別れを悼みました。

21日に88歳で亡くなったローマ教皇フランシスコ。亡くなる前日までミサに参加していたこともあり、多くの信者らが突然の別れを悼んでいました。

再審=やり直しの裁判で無罪が確定した袴田巖さんも信者のひとり。袴田さんは死刑囚として、東京拘置所に収容されていた際、洗礼を受けました。2019年11月には、教皇フランシスコが東京ドームでのミサに袴田さんを招待したほか、2025年2月には、無罪判決を祝う手紙とロザリオが届いたといいます。

<袴田さんの姉ひで子さん>
「何かあると必ず声をかけてくださるっていうところ、それは大変心強かった」

ひで子さんによると、ミサに招待されるまで、袴田さんは何度も「ローマに行きたい」と言っていましたが、東京ドームでのミサ以降は心も落ち着いたのか、ローマのことは口にしなくなったということです。

<袴田さんの姉ひで子さん>
「それこそ、巖と同い年(1936年生まれ)なのよ。だから、持ち直してくれるといいと思っていましたが残念でしたね」

ひで子さんはこのように語り、弟の恩人の冥福を祈りました。

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