「実質的には何も進展がなかった」伊東市議会の百条委員会 田久保真紀市長を刑事告発する方針は変わらず...不信任決議案提出へ

<伊東支局 青島悠記者>
田久保市長は8月13日、自身の学歴詐称疑惑を調査する百条委員会に初めて出頭し、証人尋問に臨みました。

田久保市長は証人尋問で終始、前を向き委員からの質問に淡々と答えていましたが、「卒業証書」や大学を除籍になった事実について具体的な説明は最後までありませんでした。質問と回答が噛み合わない場面も多く、委員長から注意を受ける一幕もありました。

会合後、委員の1人は「実質的には何も進展がなかった」「市民が知りたい部分はほとんど明らかになっていない」と話していました。

<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
田久保市長は出頭しましたが、百条委員会は刑事告発をするという方針は変わらないんでしょうか。

<青島記者>
田久保市長は卒業証書を提出しなかったことも踏まえて、百条委員会は刑事告発する方針は変えていません。9月1日から始まる9月定例会に合わせ、不信任決議案を提出する見通しです。

ここ最近の田久保市長は、報道陣の取材には応じず、自身のSNSでのみ情報を発信しています。市議会や職員との意思疎通も十分に取れていない状況が続いていて、伊東市政の混乱はおさまる気配がありません。

伊東市で取材をしていると多くの市民から混乱の収束を願う声が毎日のように聞かれます。

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