
静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称疑惑を巡り、伊東市議会の百条委員会は8月6日午後、5回目の会合を開き、田久保市長に対して「卒業証書の提出」と「証人尋問への出頭」を改めて求めることを決定しました。
この決定を受けて伊東市議会の中島弘道議長らが田久保市長のもとを訪れ、8月8日午後4時までに「卒業証書の提出」をすること、8月13日午前10時に「証人尋問への出頭」をすることを求める請求書を直接手渡しました。
請求書を受け取った田久保市長は、「書類の内容をしっかり見てからコメント出させていただく」と述べるにとどまり、対応についての明言は避けました。
田久保市長はこれまでに百条委員会から「卒業証書の提出」と「証人尋問への出頭」を求められていましたが、いずれも拒否しています。
田久保市長が今回の請求にも応じない場合、百条委員会は刑事告発に踏み切る方針で、新たな局面を迎えています。