
静岡県伊東市議会は8月30日午前、各会派の代表らによる代表者会議と議会運営委員会を開き、学歴詐称疑惑が問題となっている田久保真紀市長に対する不信任決議案について、9月定例会初日の9月1日に提出、採決する方針を決定しました。
不信任決議案の中では、「百条委員会での証人出頭や記録提出に対しても正当な理由なく拒否し、自身の個人保護法益のみを主張して地方自治法に違反するなど、市長としておよそ不適格であると言える」としたうえで、「市政の健全性を一刻でも早く回復させ、行政機能の正常化を図るために即刻辞職を求める」と明記されました。
不信任決議案が可決された場合、田久保市長は地方自治法の規定に基づいて、10日以内に議会を解散するのか、失職するかの判断を迫られることになります。
田久保市長を巡っては、8月29日に開かれた伊東市議会百条委員会の会合で、▽証人出頭を拒否した件、▽卒業証書の提出を拒否した件、▽証人尋問で証言を拒否した件、▽証人尋問で虚偽の証言をした件、計4つの行為について刑事告発することを決めています。