
静岡県伊東市の田久保真紀市長を巡り、市議会は8月4日に代表者会議を開き、不信任決議案を提出することで一致しました。百条委員会は、今週中にも卒業証書の提出や市長の出頭を再度求める方針です。
8月4日も田久保市長は報道陣の質問に答えませんでした。
<伊東市 田久保真紀市長(7月31日)>
「今後ともよろしくお願いいたします」
田久保市長は7月31日の会見で辞職の意向を撤回。公約を果たすため、続投することを表明しました。
市長から今後の市政運営についての説明がないなか、伊東市議会は8月4日、正副議長と各会派の代表が集まり、代表者会議を開きました。会議では市長に対する不信任決議案について、9月の定例議会を待たずに提出する方針で一致したということです。不信任決議案を出すため、臨時議会の招集を市長に求める方針です。
<伊東市 中島弘道議長>
「招集権が市長にあるものですから、すぐに臨時会を開けるかわからないが、9月議会よりも先に開けるように要請していきたい」
学歴詐称疑惑を調査する百条委員会は、田久保市長に対し、卒業証書の提出と百条委員会への出頭を今週中にも再度求めることを確認したということです。委員会は8月中にも調査結果を取りまとめ、結論を出した上で刑事告発を行う方針です。
<中島議長>
「出頭要請に応じていない、これが一番の百条委員会にとっての違反だと思いますので、出頭要請拒否を中心に告発していきたい。市政が停滞しているというよりも、後退しているような状況だと思います」
秘書広報課に寄せられた苦情などの問い合わせは5000件を超え、職員への負担は増すばかり。一刻も早い市政の立て直しを多くの人が望んでいます。