「報酬欲しさの犯行、警察の信用失墜させかねない」口座不正開設などした元警察官に有罪判決=静岡地裁

他人に使用させる目的で銀行口座を開設し、キャッシュカードをだまし取った罪などに問われていた元警察官の男に対し、静岡地方裁判所は5月23日、懲役2年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、元静岡県警巡査長の男(28)です。

判決によりますと、浜松中央警察署に勤務していた男は、2024年7月、別の男と共謀し、他人に使用させる目的で複数の銀行で自分名義の普通預金口座を開設し、キャッシュカードを発行させだまし取りました。

23日の判決公判で静岡地裁の野々山優子裁判官は「経済的困窮に陥り報酬欲しさから犯行に及んだもので酌量の余地はない。警察に対する社会的信用を失墜させかねない行為」などと厳しく指摘しました。

一方で、「被告は反省の態度を示していて、警察を懲戒免職され社会的制裁を受けている」などとして、懲役2年の求刑に対し懲役2年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
 

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