
2024年2月、浜松市で妻の不倫相手だった男性を刃物で刺し殺害した罪に問われているブラジル国籍の男の裁判員裁判で、検察は2025年5月19日、男に懲役14年を求刑しました。
殺人の罪に問われているのは、ブラジル国籍で無職の男(37)です。
起訴状によりますと、男は2024年2月26日夜、自らが住む浜松市中央区の集合住宅の通路で、妻の不倫相手だったブラジル国籍の男性(当時43)に対し、殺意をもって包丁で2回突き刺し殺害した罪に問われています。
19日に静岡地方裁判所浜松支部で開かれた裁判員裁判で、検察側は「心臓を正面から強い力で複数回突き刺していて強い殺意が認められる」などとして懲役14年を求刑しました。
一方、弁護側は「被害者が被告人を侮辱する発言をしていて被害者にも落ち度がある」などとして、懲役8年から10年が相当と主張しました。
判決は、5月23日に言い渡されます。