
ウィルは近距離移動のサービスなどを提供する「WHILL」(東京都)が開発。同施設では2回の実証実験を経て、東海地域の商業施設において初めて導入された。1人用の椅子の下部に四つの車輪がついた形状で、運転に免許は不要。施設内では最高時速4キロに設定された。右手でレバーやボタンを操作して直感的に移動でき、小回りも利くため施設内の通路や店内を快適に巡ることができる。
同施設のヒルサイドエリアに近い立体駐車場に貸し出し場所を設けた。専用アプリを活用することで機体の利用状況の確認や予約、施解錠などが可能。1日当たり千円で利用できる。
同施設の広大なショッピングエリアは、共用部だけで1周約3キロ。同施設の加藤健太支配人は「ウィルの導入により、年配者を中心に疲れを忘れて買い物を楽しんでもらえれば」と期待する。