
開通したのは島田市菊川の国道1号菊川インターチェンジ(IC)から、菊川市倉沢の国道473号倉沢ICまでの約3・3キロ。総事業費は217億円で、2011年度から整備を進めてきた。
新東名高速道から静岡空港や東名高速道、御前崎港までを南北に結ぶ金谷御前崎連絡道路(計画延長約30キロ)の一部で、同工区の完成により同連絡道路は約85%が通行可能となった。周辺地域の移動時間短縮や防災力強化、企業の進出とともに、静岡空港や御前崎港のアクセス向上、利用促進などが見込まれる。
式典で、鈴木康友知事は「陸海空を結ぶ新たな交通ネットワークが完成した。さらなる経済発展や大規模災害時の活用が期待される」とあいさつした。菊川IC付近の同工区入り口では鈴木知事や周辺市町の関係者らによるテープカットとくす玉割りの後、通り初めが行われた。