開通で85%が通行可能に!新東名~静岡空港~御前崎港の連絡道路 移動時間短縮、防災力強化に期待

開通を祝い、テープカットとくす玉開披を行った関係者ら=島田市 島田市と菊川市を通るバイパス道路「国道473号金谷相良道路2工区」が29日、開通した。開通に合わせて静岡県と御前崎奥大井連絡道路整備促進期成同盟会は同日、式典を島田市金谷体育センターなどで開いた。行政や警察、地域の関係者ら約200人が周辺地域の発展に期待を寄せた。
 開通したのは島田市菊川の国道1号菊川インターチェンジ(IC)から、菊川市倉沢の国道473号倉沢ICまでの約3・3キロ。総事業費は217億円で、2011年度から整備を進めてきた。
 新東名高速道から静岡空港や東名高速道、御前崎港までを南北に結ぶ金谷御前崎連絡道路(計画延長約30キロ)の一部で、同工区の完成により同連絡道路は約85%が通行可能となった。周辺地域の移動時間短縮や防災力強化、企業の進出とともに、静岡空港や御前崎港のアクセス向上、利用促進などが見込まれる。
 式典で、鈴木康友知事は「陸海空を結ぶ新たな交通ネットワークが完成した。さらなる経済発展や大規模災害時の活用が期待される」とあいさつした。菊川IC付近の同工区入り口では鈴木知事や周辺市町の関係者らによるテープカットとくす玉割りの後、通り初めが行われた。

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