東名高速・新東名高速などで発生したシステム障害について、4月7日未明に、一時影響が拡大しましたが、ネクスコ中日本は、同日午後になってすべてのETCレーンが使用可能になったと発表しました。ドライバーからは、安堵の声が聞かれました。
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「午前10時の東名富士ICです。現在もETCのレーン閉鎖中となっています。すべての車が係員の案内のもと、一般のレーンを走行しています」
ネクスコ中日本管内で起きた大規模なシステム障害。7日未明に一時、影響するエリアが拡大しました。

静岡県内では、新たに東名の御殿場ICと沼津IC、新東名の新御殿場ICでETCが利用できない状況に。県東部を中心に静岡県内10のICと5つのスマートICに影響が及びました。
ネクスコ中日本は、障害が発生した料金所のETCレーンを開放する対応を実施。通行したドライバーにウェブサイトでの“事後精算”を呼び掛ける異例の措置を取りました。
<ネクスコ中日本の会見>
「多大なるご迷惑をおかけしたことにつきまして、心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」
ネクスコ中日本は6日、記者会見を開き、謝罪。復旧のめどは立っていないとしていましたが。
<東部総局 竹川知佳記者>
「システム障害からおよそ40時間が経った、東名高速道路沼津ICです。ETCレーンの復旧により、元通り車が通行しています」
ネクスコ中日本は7日午後になって、すべての料金所で応急復旧作業が完了したと発表しました。
事態が急転したことに、ドライバーからは安堵の声が聞かれました。
<ドライバー>
「いや、よかった。旅行なので。ETCを使った車の移動に慣れているから」
<きのう巻き込まれたドライバー>
「子どももいるし、トイレの事だとか、時間も予定して行こうと思っていたところとずれちゃうから大変だった。安心した。もう時間通りに帰れるし、明日から(子どもたちが)学校なので」
ネクスコ中日本は、今後も本復旧に向けて作業を進めたいとしています。