
2025年4月、東名高速や新東名高速道路などで発生したETCのシステム障害をめぐり、ネクスコ中日本は5月2日、料金の後払いを求めていた方針を転換し、当時の通行料金を実質無料にすると発表しました。
<ネクスコ中日本 縄田正社長>
「混乱を招いたお詫び、不公平感の解消のため、全額還元を決定した」
4月6日から7日にかけて静岡県内を含む8都県を走る高速道路17路線でシステム障害が発生し、複数のインターチェンジでETCが利用できなくなるなどの影響が出ました。ネクスコ中日本は当初、料金を精算しなかった利用者に対し、後払いをするよう求めていました。
しかし、料金所によっては、データを記録できなかったところがあり、ネクスト中日本は不公平感が解消できないと判断、当時の通行料金を実質無料にすると発表しました。
今後、後払いの通行料金は徴収しないほか、ETCカードで引き落とされる利用者には、同額をマイレージサービスなどで還元するとしています。