焼津のハセガワ、サウジにプラモ販路開拓へ 現地セレクト店に製品供給 ものづくりの魅力発信

ビンザグル駐日サウジアラビア大使を自社ブースに案内する長谷川社長(中央)=14日午後、静岡市駿河区 模型メーカーのハセガワ(焼津市)は、出版取次大手トーハン(東京都)とサウジアラビアの現地法人が同国で今秋開店するセレクトショップに自社製品を供給する。14日に静岡市駿河区で開幕した静岡ホビーショー会場で同社の長谷川勝人社長が明らかにした。模型文化未開の地でものづくりの魅力を発信し、販路開拓につなげる。
 セレクトショップは、首都リヤドの大型商業施設内に構える。アラビア語で港を意味する「ミナ」にちなみ、「MINATO(仮称)」と名付け、約165平方メートルの売り場で文具や和雑貨などエンターテインメント分野を中心とした日本の商材を販売する。
 同店に日本製プラモデルを供給するのはハセガワのみ。サウジアラビア国内で日本車が普及していることから、自動車関連のプラモデル約15種類を送る予定。同国のガーズィー・ビンザグル駐日大使をホビーショーの自社ブースへと案内した長谷川社長は「販路開拓だけでなく、日本の模型文化を知ってもらい、ものづくりの楽しさを味わうきっかけを届けたい」と語った。

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