【静岡ホビーショー】15年ぶりに老舗・フジミ模型が復活!

5月14日にスタートした「第63回静岡ホビーショー」。今年は静岡の17メーカーを含む87の模型関連企業や団体が参加しています。

例年盛り上がりをみせ、今年は一般公開日の事前登録の受付開始からわずか2日後には定員に達し、登録が締切となりました。注目度の高さがうかがえます。

一般公開前に、SBSで最もホビーを取材しているアナウンサー・青木隆太がレポート!


フジミ模型は1848年創業、静岡市駿河区に本社をおく老舗の模型メーカーです。車や戦艦などのプラモデルが得意。また日本で初めて「初音ミク」のプラモデルを手がけたメーカーでもあります。今回の出展に合わせて、自社のステッカーやキーホルダーなども準備しています。


そんなフジミ模型ですが、今回が15年ぶりのホビーショー参加となりました。

フジミ模型はこれまで、販路拡大のためのPR活動や営業活動に力を入れない方針で、ホビーショーの参加を見送っていました。

参加へのきっかけとなったのは事業承継です。フジミ模型と元々取引をしていた模型メーカーを経営している中村誠一さんが、先代の社長から相談を受け、去年2月に社長を引き継ぎました。

中村さんが外部の声を聞く必要性を感じて、ホビーショー参加を決断、社員総出で準備してきました。

フジミ模型 中村誠一社長(左)

フジミ模型 中村誠一 社長にお話を伺いました

中村社長:お客様と接することが今までなかったスタッフばかりなので、自分たちがどういうフジミを皆さんに見てもらいたいかアピールする場だと思って、参加を決断した」

青木:実際に参加してみての気持ちは

中村社長:皆さんの期待がすごく大きいというのを肌で感じた。やはり『フジミ模型が戻ってくることを期待しているよ』という声もいただいたし、他社と仲良くして切磋琢磨しながら良いものをユーザーに届けていきたい」


新商品の一つが「ヴェラシーラ」です。こちらは「君の名は」などで知られる新海誠監督が初めて手がけた長編劇場アニメーション作品「雲のむこう、約束の場所」に登場する小型飛行機。翼が円形で胴体とエンジンの二層構造が特徴という文字や言葉での表現が難しいマシンです。

大きなプロペラですが、機体は手のひらサイズというアンバランスさを成り立たせるために、パーツ毎に素材を変えて、リアルに再現しながらも、耐久性を高くしています。

出展社だけでなく協賛社や業界紙など含めて99のブースが楽しめる「静岡ホビーショー2025」。一般来場は受付を締め切りましたが、生放送の配信もあります。来年以降の参加も含めて、模型の世界首都・静岡を味わってみてはいかがでしょうか!

SBS静岡放送のアナウンサー陣が静岡での暮らしにちょっとプラスになる話をお届けします。プライベートで立ち寄ったお店やオススメのグルメ、ロケ先での裏話など内容はさまざま。アナウンサーの日常を気軽なタッチで紹介していきます。

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